スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東北大震災から1年が経ちました。
今日の記事は棋士とかでなく、ただの29歳の男子の投稿ということで。

今年の3月11日は子供スクールでした、初心の部から低学年、高学年の子供達計130人と講師スタッフみんなで黙祷を3回行いました。
自分が子供達に挨拶&黙祷から震災の話をしたのは高学年の部で、「黙祷終わり」と言ったあとも目を閉じて想いに耽っている子もいました。
子供達には、わたしが福島の避難所の体育館に行ってそこの子供達と将棋を指したことや避難所に居た子供たちの様子を話しまして、大変静かに聞いてくれました。

大地震が起き、津波、原発などの二次災害の中で、震災以降テレビや新聞で多くの人の議論の的になったのは原発についてだったと思います。
大地震と津波に関しては、自然の力の恐ろしさ、どうしたって防ぐこともできない巨大な力なんだと思うよりなく、その惨状には言葉すら出ないもの。

片や原発には、人間が作ったもので人間の命を奪うものであるから。危険だから今すぐやめろという人から、その安全性を説く人まで、たくさんの人がいます。
自分は原発について詳しくはありません。
だから、テレビや新聞で見たことが衝撃だったり、この先日本はどうなるんだろうってことは思いました。

でも、さっきテレビで学者がこう言ってたから、みんなが危険って言うから自分も原発反対、とは思わない。思いたくない。

それは、自分の両親の年代の人、それよりももっと年輩の方の年代の人、多くの人が当時の日本をより良くしよう、皆が快適な生活を送れるようにしよう、生まれてくる子供達が豊かな暮らしができるようにしよう。
そういう思いで開発から研究して作られ、今の今まで自分達の世代は当たり前のように使ってたわけです。本来ならお世話になっていたというくらいですが、日常的過ぎてあるのが当たり前、という風に考えることすらなかったといえます。

流されず、考えること。考えて考えて考えて、
「僕には豊かな暮らしはいらないから、原発は廃止して欲しい」
「多くの人が関わって世の中を豊かに支えてきた原発を、より安全を求めながら使って欲しい」

そういう風に考えて、最後には覚悟しなきゃいけないと思います。
安全≠豊な暮らしではないと。

地震や津波が起こるような場所に原発を作ったのが悪い、っていうのは、なんだか屁理屈なような気がします。
それは根本じゃない、手先だけのこと。

ある人が「ある筋から聞いた話によると、どうも日本はあと3年くらいで滅びるんだって、オレは家族連れて3年は海外に行くわ。」と言ったとして
いいじゃないですか、行ってください。いちいち人に言わないで自分で決めたことなんだからビシッと行ってください。そう思うだけです。でももう戻ってこなくていいよとも思いますけどね(笑)

震災後に、医療の心得のある人がボランティアで、ボランティアっていう言葉もあんまり好きじゃないんですが、つまり思いたって居てもいられずに震災した場所に行って看護しに行ったとか新聞で見ました。
不思議ですね、逃げる人がいれば突っ込む人もいる。
善も悪もない、自分で考えて得た結論、行動をとればいい。

僕は覚悟は決めてます。
どんなことになろうと日本から出ません。新婚旅行も国内のそこら辺で済ませます(笑)
とにかく日本が好きなんです、日本と日本人と日本魂?っていうか。
それに大切な人やモノを残して、自分で生き延びようと逃げ回る王様はどうせ詰みますから(笑)


少し(大きく?)話が逸れますが、将棋界という小さな国でも同じようなことがおきています。
大地震で賛否両論、「上の人のやり方じゃダメだ、将棋界は行く先はもう・・・?」、「あの先輩の言うことは信じられない」から「今までだっていろんなことを乗り越えてきたから」という方まで。
どちらにせよ、流されずに、自分の目で見て考えていきたい。
先輩方が居たから今の将棋界があることを忘れず、今と未来を考えて、保身に走らず覚悟を決めて一つの答えを手にしたい。
今の将棋界がどうなるか、それは将棋ファンの人がどう見るかどう思うか、それから将棋界を夢見る少年少女がどう思うか。自分が子供のころは将棋界、棋士は憧れ以外の何者でもありませんでした。
それを続けていくために、決して流されないよう、たかが個人でも太い碇をここに突き刺しておきます。









スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

No title

いやあ、いつにも増して味わい深い文章ですね。
将棋の棋士らしい、勝負しらしい言葉だと思いました。

あの、関係ないんですけど、近々お願いしたいことがありまして、
メールさせていただきます。勝手ですけど、対応お願いいします。。。

No title

佐藤先生、いつも楽しく拝見させていただいております。
ただ今日のエントリには思うところがあり、初めてコメントいたします。

そもそも原発がなければ今の生活を放棄しなければならない、維持できないとの認識への誘導が日本の原発利権の源泉と思われます。

例えば日本と同様の工業立国であるドイツでは、倫理的観念から脱原発を決定推進していますが、彼らは衰退に向かう未来を受け入れている訳でもなければ、成長出来ないとも考えていません。
エネルギーに対してオルタナティブで多様な方法を国をあげて推進しています。

原発 or Die, この認識を冷静に改める事が今最も日本人が事故から学びうる教訓なのではないでしょうか。

慎一さんの言葉に励まされます。
逃げ回る王は詰む、そうですよね。自分で切り開ききっちり受けるという姿勢でいきます!

No title

ドイツは、国内で不足する電力を フランスから大量に購入しています。その電力は、フランス国内の 原発で作られています。

確かに、購入分をドイツ国内に原発があるとして計算しても、他の多くのヨーロッパの国よりも依存度は低いですが、現状は 原発がなければ、やっていけないのも事実です。

Re: No title

よーぷーさん>コメントありがとうございます。
いつでもメールくれていいですよ^^
ちゃんと対応しなかったことありましたか?(笑)
胸に手をあてて考えてみよう!

Re: No title

もすこうさん>コメントありがとうございます^^
知識豊かな方に書いてもらえると、いろいろ自分も認識や視野が広がります。
ドイツ、かっこいいですね!(笑)

Re: タイトルなし

はちさん>コメントありがとうございます。
励みになるなんて、そういう風に言われると嬉しいです^^
受け止めて、流さない、自分を見失わない。
簡単なようで難しいですよね、常に心に留めておかないと、すぐにどっか流されちゃうから。

Re: No title

masaさん>コメントありがとうございます。
これはドイツについて頂いたコメントの、補足になるのですね。
勉強になりました、なるほどと思いました。

感動いたしました

佐藤先生の文章からは大変熱い気持ちが伝わってきてとても感動しました。

私は薬学部から研究の道に進みましたが、大学生時分からこれからの日本を良くするために研究の道を志すような人は自分を含め少なかったように思えます。

私は佐藤先生と近い年齢なので、日本の技術力を担ってきた諸先輩方とは育った環境も違えば受けてきた教育も違います。ですが、将来世代への貢献意識の欠如をそれらのせいにしているような自分が今更ながら恥ずかしい次第です。

日本人が日本人としてのアイデンティティを持ち、行動するという当たり前のことが当たり前ではなくなっているのが日本の現状でした。この震災から学び、少しでも改善されたならば日本の未来には希望が見えるのではないかと思いました。

最近、週刊誌でいろいろと将棋界のことが書かれていますが、一将棋ファンとして自分の信念を貫いていかれる先生を応援せずにはいられなくなりました。これからも頑張ってください。

No title

ちょっと書き方が悪かったです。すいません。
いつも丁寧に対応してもらっているんですけど、
今回は、一度会ってもらいたいので、
今回もよろしくです、って感じの意味合いです^^;;
3月後半~4月に入る頃、メールします!
って、今は対局中ですね。ご健闘お祈りしてます!

No title

新婚旅行は海外へ行ってください。
あなたはそれでよいかもしれませんが、女性はそうではありませんよ
将棋は相手の言い分を通さないようにしなければいけませんが、結婚生活はお互い譲り合いで

もしかしたら意中の人がいるのでしょうか。

楽しみですね

No title

名文だなぁ。。。素直にそう思いました。
全く流されないことはほぼ不可能。自分が流されていることに気づこうとする意思。。。それを持ち続けることが大切だと、私は思っています。

そのへんの「自分」がちゃんとしていれば、考えなくても分かることってけっこうある。逆に、考えても分からないことは、いくら考えても分からない。

「日本は危ないから外国に行く」とか言ってる人はたまにいるようですが。外国だってそんなに安全な訳ではないですよ、たぶん。(私は海外事情に詳しいわけではないですが)

自玉の詰みを読み切ってしまい、お茶を飲んで投了の覚悟を決める時の心境? それに似た覚悟が必要な時代かも知れないと感じています。(ほとんど実戦を指さない私が言うのもなんですが)

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

月下のシン

Author:月下のシン
2008年10月1日付けで棋士となった佐藤慎一です。
気づいたら早いもので4年目に突入!
宜しくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
Love Clock
グラフィカルとけい
Sweets
FC2カウンター
リンク
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。