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逸材

いつだったかなと調べてみる。

見つけた、ブログは日記メモ代わりとしても非常に優れている。

9月29日に書いた記事~↓

あ、最近思っていること。
弟子、取ってもいいのかなって。
今、2人いるんです、そういう子。
それはプロになれるっていうボーダーじゃなく、将棋界を変えてしまうくらいの、リトルメッシがね^^
あと何年先になるかもわからないけど、特別な光を放つ者。。



特別な光を放つ小学2年生の子供、逸材のお話です。

先ほどの文を書いたときから半年近くなるわけで、その間にこの子はめきめき腕を上げましてね。(もう1人は女の子だったんですが、残念ながら将棋は続けているかどうかわからない状態です)

小学生大会に出ては県代表、全国大会優勝などの輝きを放ち始めているんです!(本当は誰にも知られないうちにもっと強くしたかったが輝きは止められない笑)
大会では研修会のC~Dクラス(三~五段クラス)にも勝つことがあるそうです。

しかしこれを書いた半年前は、確か4枚落ちで勝てるかどうかという位だったわけで、この時点でこんな風に書いているほうがおかしいとも言える。

最近、とある方に「どうやって教えてたの?」と聞かれたんですね。

「まあ他の子と同じように」という答えが普通なのですが、よくよく考えてみると皆と同じようではないような気がしてきたのです。

「そうですね、○○くんとは斬った斬られたの将棋しかしてませんでしたね」というのがわたしの思いつく率直な答えなのです。

初段以下の2枚落ち以下の手合いで、プロ棋士相手に斬った斬られたの将棋には普通はならないんですよ。良い手悪い手、考え方などをわかりやすく教えていくのが普通で、そうやって基本を学んでいく。それが最良の方法だと思っているんです。

しかしこの子の場合は違って、いい手悪い手を飛び越えて、こちらが「これを指されたら仕方ない」とか「これで寄せられたら仕方ない」というような局面に持って行かれちゃうんですね。そこに上手側の変化の余地はなく、あとは下手側が読み切っているかどうかという局面に飛び込まされる。

こちらも本気でいくと、「やれるものならやってみろ!」という開き直りで指すわけで、それが斬った斬られたの将棋になってくる。そういった将棋になると、大抵の初段以下の下手の子なら間違えてしまう、そもそも一手間違えれば負けの局面になった時点で二枚落ちなどの手合いだとほぼアウトだと思うんですが。
そういった場面で常に勝ち切ってくるのは、終盤になるとプロ棋士と読んでいる手が変らないという、ちょっと考えられないことなんですね。
勝手読みならいくらでもできるのですが、プロ棋士相手に変化を与えずに局面を誘導して勝ち切るっていうことができるということです。

一度なんかはこちらが「どうやってこっちの王様に詰めろかけるんだろう?」と疑問に思ってたら、なんと詰めろどころか詰まされたということがありました(笑)

もう2枚落ちではこちらが勝てなくなり、教室も卒業となりました。

そんな折に、去年の年末に平手で1局指してあげたら、やっぱり一手違いになりましたよ(笑)こっちが勝つのは当たり前ですが、終盤に「こう指されると際どい1手違いになるぞ」と思う手を必ず指してくるわけですからね、しかも早見え早指しですから、天性のものなのかもしれません。

しかしながら、曲線的な将棋やねちっこい将棋になったときにどうなるか、もっと指してみたかった。いかんせん2枚落ちじゃあっと言う間に持ってかれるから無理だったから、飛車落ちくらいで全部面倒みてあげるような指し方で対局したかったなと。

ともかく本人はこの後、たくさんの有段者の方といろいろな将棋を指して強くなっていくでしょうね。リトルメッシは道場の強豪たちに揉まれながらパワーアップ中です^^



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増田康宏三段

以前、島先生が森下先生の弟子に羽生さんの後継者がいると言ってましたが、佐藤先生の育てる逸材が増田君と戦う日が楽しみになりました。何年後になりそうでしょうか?

No title

初めて書き込みさせていただきます。

プロの方がハッキリ才能を認めるとは凄いですね。
しかも小2とは将来が楽しみでしょうね。

切り合いが強いとは渡辺明竜王のような将棋を想起してしまいますね(ちょっと違うかな?)。
強い棋士に育って欲しいのはもちろんですが、それこそメッシのように個性が際立つ棋士に育って欲しいですね。

多摩地区おそるべし

多摩地区強いですね。
小学生の大会でもっとも有名なのは小学生名人。NHKのTV放送もあります。46道府県代表と東京23区、東京多摩地区の計48人で争われるわけですが、多摩地区は強い子が多いですね。かつての羽生少年も多摩地区代表ですし、鈴木大介8段や村山慈明5段も多摩地区代表から小学生名人になってますもんね。

『町田道場で強い子がいる』って書かれてたので、昨年多摩地区代表だった現小学5年生のY君のことかと思っていました。
2年生にいるんですね。青田買いです!! ほかの棋士が弟子にしちゃう前に是非お弟子さんにしちゃいましょう!『○○竜王、20歳 佐藤慎一門下』なんてね。

斬った斬られた

 初めて書き込みします。
 誰かの将棋の強さとか、いわゆる棋風とか、素人に本当にわかるはずもないのですが、こういう風な説明して頂けると、なるほどなーと、なんとなく腑に落ちるような気がします。こういう言語化というのが、コンピュータには出来ない、人間だけに可能な仕事の一つではないかと思います。これからも楽しみに拝読させていただきます。

Re: 増田康宏三段

まんじゅうばばあさん>コメントありがとうございます。
森下門下の増田三段・・・耳にしたことは当然あります。
すでに周りの人からも認められつつ期待されているのですね。
対戦が何年後っていうか、それが実現することはやっぱりいろいろ奇跡です。
まずは本人がプロ棋士を目指してくれたらいいなと思っております。

Re: No title

トリコロールさん>コメントありがとうございます。
渡辺竜王のような将棋・・・。
わたしは渡辺竜王の将棋は小学生のときから知っていましたが(実際大会で指してよく負かされました)、確かに似ているかもしれません。
うん、似てる(笑)

Re: 多摩地区おそるべし

Tip さん>コメントありがとうございます。
一般の子供大会などの情報は、自分より皆さんのほうが早いかもしれません(笑)
地区とか、あまり気にしたこともなかったので・・・。
八王子将棋道場に通っている子供は環境がとても良いので強くなる子がいいですね。(自分や阿久津氏、他現棋士も子供のころ多数通ってたので)

Re: 斬った斬られた

もぐり初段さん>コメントありがとうございます^^
そうですね、自分も斬った斬られたの将棋が好きなので、筋に入るとあっと言う間に終わってしまいます(笑)
そういえば、今まで誰の棋風を言うことに一番困ったかと言うと、自分の棋風です(笑)
なんにも特徴もなくいいところないやって呆れちゃいました^^;
プロフィール

月下のシン

Author:月下のシン
2008年10月1日付けで棋士となった佐藤慎一です。
気づいたら早いもので4年目に突入!
宜しくお願いします。

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