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ワンチャンス物語(1)

「1局の将棋には、必ず1回は勝ちがある。」

この言葉を何時誰に言われたのかも覚えてない。たぶん自分がアマ初段くらいのときに、師匠ではない、道場で教えてくれた気のいいアマの人だったと思う。
この言葉は、ある意味全ての真意を突いている気がする。
プロのタイトル戦ですら感想戦で「こうすればよかった」とかよくあること。
それがアマプロ問わず、将棋の全てなどわからない自分たちなら尚更、「負けだ」と諦めたその近くに勝ちはある。
しかしそのワンチャンスが何処にあるのかがわからない。

だから「1局の将棋には必ず1回は勝ちがある」の言葉がモノを云う。

「負けそうだ」と思ったときでも。まだこの将棋勝ちだと思った局面は一度もないと思うなら、この先に必ずあるはずと粘れる。
心が折れて諦めそうなとき、この言葉が胸にあればまだ戦える。
逆に勝ちを逃したあとなら仕方ない、自分の駒を含め全ての駒が負けへと導いてしまう。

それと、この言葉が胸にあると勝敗を分ける局面、瞬間に敏感になる。よく言われる「チャンスボールが来た」瞬間が、「今だ!」ってわかるようになる。

ワンチャンスへの嗅覚、勝負は常識や知識じゃない。

ずっーといつからかこの言葉と共に将棋を指してきた、奨励会のときでもすっと。それは負けるときは必ずその「ワンチャンス」を逃しているときでもあること、どんな強い相手と指していても必ず1回は勝ちがあると思うこと。この言葉がなきゃ棋士になることはおろか、良く言えば清く諦めやすい自分の性格上、将棋を途中でやめていた気もする。

「どんなことでも望めば必ず叶うもの。」
そんな風に言えるほど無傷じゃないし、そういう風には思ってない。
それでも、心の何処かで、たった一度の人生、ワンチャンスあるなら叶えたいこともある。





これからお話することはそんな「ワンチャンス信者」のBJ話です。


カードが配られて3、5、と来て、次に引いたのはA。
絶好、ここで止めれば7割勝てる9と19の手。
迷わずここは倍プッシュでもう1枚。   (ざわざわ)
A、2、絵札を引けば倍プ成功。

しかし、やっぱりか、引いてきたのは3、無力、後退。
12、最悪。
でも次は引くしかない。

それが6。  
3、5、A、3、6=18

にじり寄った。  (ざわざわ)

ここで・・・・ホールド?引く?  (ざわざわ)


「ククク、倍プで行かせてもらうぜ、ぴったり3しか引く気はない」

自分で既に2枚使っている3を引くだと!? (ざわざわ)

ワンチャンス、だからこそのもう2度と来ないと思う相手、瞬間ならではのトータル×4の倍々プッシュ。

「引け!神よオレを祝福しろ!」

まだ自分自身そのカードをめくってない、バーストしてもう立ち直れないくらい傷を負うとしても、ワンチャンス、勝負に行きます!


※この勝負、BJ引いた場合「ぬるっときたぜ、3だよ」、バーストした場合「この世に神はいなかった」と突然言い出すかもしれないので、そのときは察して下さい。
※夜中にざわざわし過ぎなのはご了承下さい(笑)




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月下のシン

Author:月下のシン
2008年10月1日付けで棋士となった佐藤慎一です。
気づいたら早いもので4年目に突入!
宜しくお願いします。

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