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「オール・イン」天野貴元

「本を出すことになったので、読んで頂けませんか?」

天野氏から不意にメールを貰ったのは2週間程前だったと思う。
彼からのお願いは、本を寄贈させて頂くので良かったらブログに書評をして欲しい、できれば発売日までに・・・。
「構わないよ」と返事をしてから、わたしも彼の本が届くのを気にかけるようになった。
「面白かった」「つまらなかった」率直な感想でいいというので、読み終えた今率直な感想を書きます。

「オール・イン」天野貴元
1~4章までが将棋を覚えてから奨励会を去るまでの日々で、5~6章がそれ以降ということになっています。
将棋を覚えてから奨励会に入るまでが非常に面白く、特に小学生名人戦のくだりは子供の悪戯心が見えて笑えましいものです。
それと八王子出身の彼にとって羽生さんという人がどれだけ特別な存在だったかよくわかります。また少年時代に彼の周りには渡辺二冠や阿久津八段など、後に大棋士になる同世代の天才少年が彼の目線で描かれているので、将棋ファンの人には面白いかと思います。

奨励会に入った後は、将棋に対する考え方から苦悩、身近に起きたこと、日々の生活など描かれています。この辺りは十人十色で、彼はどのグループでも年少の方でやんちゃぶりが伝わります。

自分は彼と親しいのでよく見ていましたが、一生懸命将棋を指して一生懸命遊んで一生懸命忘れようとして、言い換えれば一生懸命生きていました。それは皆同じでしたけどね。

退会直前の奨励会、退会後の生活。そして病気。彼がその度何を考えてどう行動したか描かれています。

ガンという大病に否応なく向かい合わせられて、生死の狭間を乗り越えて戻ってきたとき、将棋とはどのようなものだったのか。

ご興味ある方は是非手に取ってお読み頂きたいと思います。
プロフィール

月下のシン

Author:月下のシン
2008年10月1日付けで棋士となった佐藤慎一です。
気づいたら早いもので4年目に突入!
宜しくお願いします。

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