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師弟

ここ数日、師弟というものについて考えていた。

自分のことを話すと、師匠に出会ったのが9歳のときで、師匠は現役引退間近、もうすぐ60歳というときだったかなと思う。親子の歳より離れていた。
将棋は奨励会に入るまで、4枚落ち~香落ちまで3年間教わった。ただ教室の会員ということで、他の会員の方と同じように月謝と回数券買って教わってた。
奨励会入ってからは、1局も教わることはなく、「しっかり研究しろ」と口すっぱく言われていて、自主性に任されていたんだと思う。ただ、奨励会に入ればもうプロの卵、自分でやらなきゃ絶対に抜け出せない世界なのはすぐにわかった。

将棋界はよその世界の師弟関係と比べて、技術的な受け渡しなどはほとんどないように思う。
あっても奨励会入るまでくらいで、その先は各々研究して強くなるしかない。
師匠と言えども、強くなるよう教えるのが難しいレベルになってくるとも言える。
また、弟子には自分より強くなって欲しい、そんな気持ちはあるから教えるということが良いのかどうかすらわからない。

身近な人の師弟関係を想い浮かべてみる。
師匠と仲良くお酒を飲んだりする間柄の方から、既に師匠が亡くなられている方まで様々と思う。


自分は今年、弟子を取ることにした。
一体どうすればいいのだろう?他の棋士の方より、教えられることが少ないだろうし。

弟子はいつまでも将棋に精進する覚悟を持たなくてはいけない。
師匠はどんなときも見続ける覚悟を持たなくてはいけない。

今はそれくらい、もっと自分も学んで成長しないと。



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月下のシン

Author:月下のシン
2008年10月1日付けで棋士となった佐藤慎一です。
気づいたら早いもので4年目に突入!
宜しくお願いします。

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