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ポイントの局面

先日の神谷七段との対局は後手の神谷先生の2手目△32飛戦法から持久戦となりました。
お互い残り10分となって迎えた下図↓
(新規棋譜)92手

今後手の神谷七段が△71角と持ち駒の角を打って詰めろを防いだところ。
ここ、わたしの頭の中では「角打ったら桂取って(▲96玉)」という、言葉にすればそういう読み筋でした。なので読み筋通り。
なんですが、角を打つ場所って本譜の△71と△82があるんですよね。まあどちらでも同じ意味だから▲96玉とすると自玉がそうとう寄りづらい、というかどうやって迫られるのかよくわからない。おそらくそこで△65香くらいかな、って考えてました。
が、実戦では△71角と打たれた瞬間、「あっ」って思いまして。見えたんです、勝ちの1手が。それが本譜の▲62歩だったのです。
これはつまり、△同金なら▲93香成から清算したあとの▲71角が決め手で詰みとなり、△51金でも同様。また次に▲61歩成が詰めろとなる、まさに筋の一手だったんですね。ちなみに△82角だと▲62歩には△71金と逃げれますから決め手には成り得ません。
というわけで、実戦は▲62歩と打ち、対して△88桂成!と進みました。これ、△99飛成からの詰めろなんですよ。。しかも88の成桂を何で取っても寄ってしまう。というか、本譜▲88同玉、△67飛成に▲68歩と打てない!(▲62歩があるので二歩)。

いや痺れました。
ボクシングで例えるなら▲62歩は必殺のショートフックだったのに、そのあごが上がった瞬間に狙い済ました△88桂成というアッパーを食らってKOされた感じです。
▲62歩ではやっぱり▲96玉とガードを固めておけば分のある勝負でした。

勝ちだと思って指した手が敗着になるんだから、将棋は恐ろしいです。。

PS.感想戦で神谷先生に「(▲62歩は)将棋指しなら見えたら打っちゃうよね・・・」と言われました。こういう手を少し震えた手で指すときが将棋の一番楽しいときなのですが、直後の△88桂成を凄い手つきで指されたときが将棋を指していて一番血の気が引くときです^^;
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月下のシン

Author:月下のシン
2008年10月1日付けで棋士となった佐藤慎一です。
気づいたら早いもので4年目に突入!
宜しくお願いします。

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