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ポイントの局面

昨日の棋聖戦予選、真田七段との対局は振り駒で先手番を引き当て角換わり腰掛銀に。

▲76歩△84歩の出だしでなぜ矢倉にしなかったかと言うと、半年ほど前の王座戦での真田先生との対局では先手矢倉で内容もまずまずの勝利だったのですが、その後研究会で指したときにはやはり相矢倉で今度は完敗。それを踏まえての今回の対局、矢倉で行くか、角換わりで行くか・・・。

選んだのは後者、やってみたい仕掛けもあったので。

相腰掛銀から同形にならずお互い打ち合いになるも、やや優勢な局面だと思って迎えた下図。

20110629佐藤真田82手

直前に角損の猛攻を仕掛け、飛車先を突破して竜を作り、▲23歩と垂らした手に△32金と受けたところ。
この局面、角損ですが先手陣は飛車さえ渡さなければ相当やられない形なうえ、すぐに▲22歩成から金を取って駒損を回復することができる。定跡書だったら「これにて先手優勢」と書かれてそうな局面。
わたしの残り時間は5分、真田先生は1分将棋の中、本譜は▲22歩成として、以下△同金▲同竜△55角▲21竜△32角▲25竜△14角▲同竜△87歩▲同銀△88歩と進んだ。

この上記の手順、後手は角金と銀の交換で大きく駒損をしているんですが、△55角~△87歩と急所に手をつけて攻守逆転、先手の竜が瞬間的に遊んでいて後手玉が安全になっていることなど、まさに「終盤は駒の損得よりスピード」という手順を食らいました。全く読んでない順ではないんだけれど、「これならどうにかなるだろう」と思った局面が気づいたら不利になってる。。いやぁ・・・これで悪いのはほんとに驚きました、さすがの切れ味を見せ付けられ、以下128手まで指し続けたもののノーチャンス。

とすると、図の局面では既に悪かったのか?すると行けると見て強行を仕掛けた順がまずかったのか?そんなバカな・・・。
根本が揺らぐことに頭を抱えながら感想戦をやっていると、真田先生に「ここで(図で)▲12歩成を少し心配したんだよね」と言われて、「そんな手があるんですか」という感じでやってみる。
▲12歩成は次の▲22歩成が激痛なので(△55角も▲22歩成で無効)△12同香と取る一手なのですが、そこで▲22歩成として、以下本譜と同じように△同金▲同竜△55角には▲12竜と香を取りながら逃げれるというわけ。しかし△12同香の局面は14の銀にも当たってるし、一瞬かなり遠巻きな攻めに見えるので思いもよらなかった。

▲12歩成といい、本譜の順といい、完全にここらで読み負けてねじ伏せられました。。

熱いっていうのは、土俵際に追い込んだつもりが片腕1本で投げ飛ばされた感じで、自分も攻め合いの棋風だから「やられた」っていうのが凄くあって、熱かったんです(笑)

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月下のシン

Author:月下のシン
2008年10月1日付けで棋士となった佐藤慎一です。
気づいたら早いもので4年目に突入!
宜しくお願いします。

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