ポイントの局面と敗因

昨日の王将戦予選、橋本八段との将棋は携帯中継もして頂いていました。応援して観戦してくれた方々、ありがとうございました&すみませんでした。

振り駒で後手番を引き、先手橋本八段の三間飛車に後手がイビ穴で対抗。こちらが「居飛車の税金」と言われる飛車の近くの端歩△94歩を省いたことに、「許さん!」と先手が仕掛けて戦いが起こりました。
両者1分将棋、134手目、既に二転三転の末迎えたのが下図↓

(新規棋譜)133手

後手玉は王手の掛からない形、いわゆる「ゼ」の形(絶対詰まないの意)。それどころか次に▲32歩成とされても△同竜で、竜の力が偉大でこれまた詰めろも掛からない「2手ゼ」の形。
なので寄せに専念できる局面、後手勝ちから入りたい。事実対局中は勝ちがあると思って指していた。何か「これ!」っていう寄せの筋が見えれば、閃く一手、寄せの構想が見えれば・・・。

実戦はここから△25香▲27銀△同香成▲47角△同角成▲同金左△26銀▲45角・・・。
明快な寄せが発見できず食い下がる順を選んだものの、最後の▲45角が絶品で寄せきることができなかった。

終局後、真っ先に自分の口から出たのは「寄りあったよね?」という言葉。
はっしーにすぐに図の局面を指摘され、ここで△38竜▲同金△37歩▲同銀△49銀▲47角△同角成▲同金左△27金▲同金△38角・・・という順を並べられ、なるほど、寄せの「筋」に入っている。

こういった局面、ぎりぎりの寄せを探す作業は自分にとって一番好きな局面なので、上記の勝ち筋を逃したのは至極残念だった。

しかしながら、大熱戦だったとして、最後は「運」とか勝ちたいと思う「気持ち」とか、そういったもので勝敗が付くのはもっともっと違う話。

「何かあるはず」「勝ちだと思った」という局面で、具体的な順を発見できなかった自分と、それをわかっていたはっしーとの違いこそ実力差だと痛感した。
自分には1分将棋の中発見できなかった寄り筋を、しっかり橋本八段は秒読みの中気づいていたわけだから、敗因は「技術の差」以外の何者でもない。

また一から出直して、その「差」が少しでも埋まるように精進していきたい。

黒星

終局は18時43分、169手迄。

二転三転の熱戦で、全力を出し切っての負けに悔いはない。

そしてやっぱり、はっしーに負けるのは格別に悔しいなぁ、それも15年前と同じまま。

明日は対局

明日は王将戦1次予選、橋本八段との対局です。

橋本八段とは、同期同門同じ歳という、世の中でただ1人の間柄です。

昔風の言い方をすれば、「同じ釜の飯を食った仲」というのでしょうか。

奨励会入会後は、破竹の勢いで昇級を重ねたはっしーとは、その差は広がる一方で、自分が三段になったときには既に向こうは棋士になってました。

そして今でも、差は広がっていく中で、一門会などで会って話すときなんかはお互い少年の頃のまま。将棋は云わずもかな、他のこと全てにおいてわたしは彼のことを兄弟弟子として信頼して、友人として腹の底から笑って話せる相手なのです。

そういった間柄ですが、対局が決まってからは対局ができる喜びを感じ、そして対局が近づけばそれは勝ちたい気持ちへ変っていく。

明日はベストを尽くしていい将棋を指したい。

漢祭り

「漢祭り」と書いておとこまつりと読むそうです。

前回記事の続きで、19時半頃にA駅に戻るとすでに今回のメンバーのわるよい、菊、Mさん、Fさん、そして北海道からのゲストのガリさんも集まって飲み始めていました。

ちょっと遅れて合流して飲み始め。ちなみにわるよい氏と菊はこの日はうちに泊まっていくとかで最初からロック解除した状態で突っ込んできてました(笑)

話は今月の21日(月)〜22日(火)に静岡で行われる、連盟サッカー部合宿の話に。

わるよい、菊、Mさんは参加するみたいなのですが、わたしは今回は辞退する方針。

わたし「ええ、今回はいろいろあるので行かないつもりです」

なんで?って言われても、うまく言えないんだけど、まぁサッカーへの情熱が今は薄れてしまっているということでしょうか。そんなわたしを見て

菊「慎くん!お願いします!慎くんいないとオレも行かないよ!」

深々と頭を下げて、訳のわからない事言われて口説かれ始めた(笑)

菊「静岡に来て下さい!!お願いします!!」

(。-`ω-)ンー と腕を組んで考えていると、そのやりとりを見ていたMさんに

「慎一が往年のスター選手みたいな感じに見えてきた、カズみたいだもん」

と言われまして(笑)

30分くらい説得されて、逆にこっちが心が折れて「わかった、行くよ」と返事すると

菊「よし!じゃあ早く和俊さん(サッカー部主将)に電話しなきゃ!慎くんの気持ちが変らないうちに!」と言って電話かけてくれました(笑)

菊地さんはあれだね、スカウトマネージャーとかになったらいいかもしれない(笑)


その後は1軒目を22時半頃出て、そのままうちに6人でなだれ込み、わるよいが持って来てくれたワイン2本&コンビニで買ったお酒5000円分(そんなに買うならスーパー行けよってレジの人は思ってたと思う)をがんがん飲んで、2時頃解散。

残ったわたしとわるよいと菊で、テレビの麻雀などを観てたら菊が「○○さんはマナー悪いよ!」とクレーム付け始め、将棋の番組を観ても・・・これは内緒かな(笑)

結局寝たのが明け方5時前くらいだったと思うんですが、9時頃に菊の「この手がひどいんだよ!」とか「ここは先手楽勝なのにね!」というクレームで目が覚めました。

なにやってんのかと思ったら、菊がわたしが指した銀河戦の将棋を見て(録画して残ってたやつです)、寝ているわるよいを叩き起こしていろいろ解説していたようです(笑)

わるよいがかなり辛そうに「なんか飲みたいんだけど」って言うから、「ワイン飲めば」って言ったら「いや、さすがにきつい」とか言って人のコーヒー勝手に飲んでましたよ(怒`・ω・´)ムキッ

その日はみんなで朝一からゴッド引きに行ったり、最後はAKで22時半頃解散となりました。よく誰も途中で「帰る」とも言わず完走したもんです(笑)


第一回JKのための将棋大会

3日は先月にここでも告知をした「JKのための将棋大会」に顔を出してきました。

ほんとにぶらっと顔を出すだけのつもりで昼過ぎに私服で行ってみたら、先輩棋士の方々が早くからスーツで来て熱心に指導していたようで。

焦りました^^;

特に前日の夜にへぼいブログ書いてたのでいろいろ焦りました(笑)

というわけで、会場につくなり20名くらいの女子高生、女子大生の皆さんの前で自己紹介と挨拶・・・それは無理なことです、熱出そうになりました(笑)

大会の様子を見る間もなく、指導対局を頼まれて3面指しでやりました。

後から聞いたけど、指導対局指した子の中には名古屋、静岡などの遠方から来てくれている子もいて、滅多にない機会かもしれませんので1局でも将棋を指せてよかったです。
なんだかみんな素直な子たちで、将棋を続けて欲しいなってこちらが思うような子ばっかりだったんですね。

ちなみにこの大会は、女子大生が企画など練ってプロデュースしていましたので、大会後は交流会という名のお茶会がありました。その場に出てきた缶のレモンジュースを見て、思わず「氷結?」と口から出そうになりましたが、なんとか喉の奥に留める。。危ない危ない、棋士は缶を見ると酒だと勘違いする人と思われるところだった(笑)

まぁ、お茶会ではちゃんとお茶を隅っこで飲んでいました。先輩棋士Iさんのすべり知らずのトークはこの日も完璧も、運悪く?女流棋士のぴーちゃんが居たので結局はダメ出し喰らってボロボロにされてました^^;

解散の時間となり、帰り際に女子高生の数名が同じ建物の同じ階にあるアミューズメント(ゲームセンター)前で何かやってます。近寄ってみると、先ほど指導対局をした子たちが、キティちゃんのぬいぐるみが景品のUFOキャッチャーの前でなんとも言えない顔をしています。

これを素通りできるほど心が冷え切っちゃいない。

困っている人がいたら助けるのがわたしの信条、でもない。そんな格好良く生きてない。

自分は自分、他人は他人。それぞれの価値感で生きて勝負していくもの。

なんてね、さっきまで将棋教えていた女子高生が困ってるんだ!

信条なんてどうでもいい!考えるよりも早く、「わかった、ここはオレに任せてくれ。」(実際はこんなこと言ってないけど笑)

こんなの幾多の戦いからすれば朝飯前なはず。

どうなるこれ?



キティちゃん人形&バッグにトライして100円玉を入れたのは3回、

神技で景品ゲットしたのは2回。

勝率667、あれ?こっちのほうが将棋よりうまいじゃん!?(笑)

一瞬選ぶ道を間違えたのかと思ったけど(笑)、まあとにかく大喜びしてくれたんで良かったです^^


たぶんその子たちは「将棋の棋士さんはなんでもゲームは上手なんだな」と思って帰っていったでしょう(笑)



その後は大会主催の方々や親御さんも交えての打ち上げに顔を出し、少し早めの19時過ぎには退散。

その訳は・・・わるよい&K改め菊がうちの家に泊まりに来るとかでA駅に来ていたからです。

次回は完全男祭りです(つづく)
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